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絵葉書 |
所蔵
東京海洋大学附属図書館
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解説
明治33(1900)年9月17日、私製葉書の制式が告示されたことにより、私製絵葉書が刊行できるようになった。明治後半、大正、昭和前半と絵葉書は人気を集めたようである。
戦前の絵葉書は「きかは便郵」、「きがは便郵」と表記され、戦後は「郵便はがき」と表記されている。戦前のものは住所・ 宛名面により大まかに次の四期に分けられる。 ・「明治33(1900)年〜明治39(1906)年」 ・「明治40(1907)年〜大正 6(1917)年」 ・「大正 7(1918)年〜昭和 7(1932)年」 ・「昭和 8(1933)年〜昭和19(1944)年」 東京湾の水産関係絵葉書の特長は次のとおりである。なお、港湾としての東京港、横浜港の絵葉書は多数存在するが水産関係ではないので対象外とした。 ・白黒写真印刷の写真が多い。 ・海岸の写真が多い。 ・海上で写した写真はほとんどない。 ・地曳網の写真が多い。 ・海水浴の写真も多数存在する。 ・写真の対象地域は以下の地域が多い。 千葉県 稲毛、館山市、鴨川市、勝浦市、銚子市 東京都 伊豆大島 神奈川県 鎌倉、逗子、葉山、江ノ島等の相模湾沿岸 絵葉書はある程度の年代推定が可能であり、場所の特定も可能なものが多いので東京湾関係の画像情報として有力な資料といえる。 |
001 築地魚河岸 |
002 築地新魚河岸 (復興の東京) |
003 東京品川潮干狩 |
004 房州鏡ヶ浦鷹ノ島ノ地曳網 |
005 久里浜海岸の地曳網 |
006 木更津浦の簀立 |
007 安房西岬見物 山浦大謀網 1 |
008 安房西岬見物 山浦大謀網 2 |
009 安房西岬見物 山浦大謀網 3 |
010 品川海岸 |
011 海苔を採る舟 |
012 下総稲毛海岸の風景 |
013 安房館山海岸鯨大漁の光景 |
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2010/08/31 更新 |