[越中島][J]講演会「船が育んだ江戸(4)」開催報告

講演会「船が育んだ江戸(4)恵み-商品・取引・文化-」

【日時】2020年12月5日(土)13:30~17:00
【会場】越中島会館2階講堂
【来場者数】58名

【内容】

企画展示にご協力いただいた4人の研究者の方々を講師としてお招きしました。

演題 講演者 
廻船で江戸を酔わせた上方の酒文化大浦 和也 公益財団法人白鹿記念酒造博物館学芸員 
上州からの山の幸-利根川で結ぶ江戸-  中山 剛志群馬県立青翠高校教諭、
前群馬県立歴史博物館学芸員 
江戸湾の海の幸-江戸前の昔と今-
森本 博行株式会社オフィス・キヨモリ代表取締役、
前築地市場場長
川と船が醸成した江戸文化
久染 健夫前江東区中川船番所資料館次長


【講演会場等の様子】
新型コロナウィルス感染防止のため、参加申込は全て予約制とし、講演も一部オンライン形式で開催し
ました。当日は冷たい雨の降る中、58名の方に来場いただきました。
上方で生産された清酒の運搬技術や酒にまつわる文化、利根川で結ばれた江戸と上州の関係性、
江戸湾での漁獲から販売までの追跡と現代との比較、輸送手段として活躍した船が江戸固有の文化
と情緒を作り上げる原動力になったことなど、4人の講師の方々に講演いただきました。

                講演会場                     井関附属図書館長の挨拶            大浦氏のオンライン講演 

       中山氏の講演                 森本氏の講演                  久染氏の講演

【来場者の声(アンケートより)】
 ・江戸時代の人々と川のかかわりがいかに深いか理解できました。(男性・50代)  
 ・下り酒(大坂)、たばこ(上州)、新鮮な魚(江戸湾)がそれぞれ船で運ばれ、江戸文化をつくったことが
  興味深く拝聴できました。(男性・60代)