西洋古地図 |
3.Nouvelle Carte de l'Asie, avec des Tables(新たなアジア地図。主要国家を難なく見つけ出せるアルファベット順の表を付す。)書誌事項
所蔵
解説亡命プロテスタントの地図制作者アンリ・アブラム・シャトラン(1684-1754)が1705年から1720年にかけてアムステルダムで出版した『歴史地図』(Atlas Historique)全七巻のうち第六巻に収録(MapHis.comより)。 ヨーロッパ人から見てタタール人(モンゴル系民族)の支配地または影響地域には、タルタリア(TARTARIE)の表示がある。このころの地図としては普通の表示で、現在のモスクワ以東地域を含むモスクワ・タルタリア(TARTARIE MOSCOVITE)、黒海北方からシベリア南部を経て極東までを含む大タルタリア(GRANDE TARTARIE)、カスピ海以東、現在のモンゴル付近までを含む中央アジア地域を表す独立タルタリア(TARTARIE INDEPENDANTE)、現在の中国北方とモンゴル、中国西方ウィグル地域を含むシナ・タルタリア(TARTARIE CHINOISE)の四つのタルタリアが表示されている。 ヨーロッパとタルタリアを中心とするアジア地域との境目は、カスピ海は常に大きく表示され、ヴォルガ河とシルダリア河が表示されている。この時代にはアラル海が発見されていなかった。日本海が内海になっているのも特徴である。 (文:大津眞作) |
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