西洋古地図

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5.Carte de l'Empire de la Chine(シナ帝国の地図、シナ帝国、シナ・タルタリア、コレア王国、日本諸島を含む。)

書誌事項

  • TR : Carte de l'empire de la Chine, de la Tartarie Chinoise et du Royaume de Corée : avec les Isles du Japon / par m. Bonne, ingénieur-hydrographe de la marine
  • PUB : [Paris?] : [s.n.] , [1---]
  • PHYS : 1 map ; 41 x 27 cm
  • NOTE: Map numbered "Liv. I. II. III. V." and "No. 16."
  • AL : *Bonne, Rigobert, 1727-1794 <DA07049799> [AU10038570]

所蔵

  • 東京海洋大学附属図書館越中島分館
  • 請求記号: 558.7/B64
  • 資料番号: 2012512631

解説

解説者が翻訳に携わっているG・T・レーナル(1713-1796)の『両インド史』(全19巻)の付録地図篇に掲載されている地図。 本書は1780年に第三版が公刊された。法政大学出版局刊行の拙訳『両インド史 東アジア篇』上巻、巻頭の(11)に掲載。 海軍省水路部技師、リゴベール・ボンヌRigobert Bonne(1727-1794)の作。地図そのものの制作は1760年頃と見られる(南カルフォルニア大学図書館書誌情報による)。 ロシアとシナと満州はそれぞれモンゴル系のタルタリア(TARTARIE)であることがわかる。日本では、北海道と樺太(サハリン)とが混同され、間宮海峡も当然のことながら発見されていないので、大陸との関係は不分明である。大陸の詳しさは、イエズス会の宣教師たちの功績である。この地図よりも古い6の地図と同じく台湾沖にはOCEAN ORIENTALとの表示がある。今日では韓国が日本海のことを東海と呼んでいるが、18世紀では、南シナ海から太平洋にかけて東海と呼んでいたのである。要は、どの国から見て東かという話である。日本はNIPON島と表示され、ISLES DE JAPONすなわち日本列島と異なる表記になっている。

(文:大津眞作)