勇魚取繪詞

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勇魚取繪詞(上)
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勇魚取繪詞(下)

書誌事項
VOL:上
VOL:下
TR:勇魚取繪詞 / [小山田與清著]
PUB:[出版地不明] : [出版者不明] , 天保3[1832]
PHYS:2帖 ; 34cm
NOTE:別冊に「鯨肉調味方」あり
NOTE:出版年は「鯨肉調味方」による

所蔵
東京海洋大学附属図書館羽原文庫

解説
捕鯨ならびに解体の処理の実況を絵と文で再現した「勇魚取繪詞」は肥前生月島益富組の捕鯨業が中心となっている。本書以前に肥前生月島の捕鯨について記述した資料は、司馬江漢の「西遊旅譚」(寛政6(1794)年)中の捕鯨図説のみである。
上巻は捕鯨全般に渡り、ついで鯨の解体、骨肉の処理、鯨油の採取法に及ぶ。下巻は背美鯨、座頭鯨、長須鯨の全形図。鯨体各部の名称等、捕鯨船、網、銛等を図解する。
本書は十九世紀初期の九州北西部における捕鯨業を具体的に図示し、我が国の捕鯨史上の重要著作である。

     
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