増補日本汐路之記
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書誌事項
増補日本汐路之記 / 高田政度編術
大阪 : 河内屋惣兵衛 : 松本屋平四郎 : 河内屋喜兵衛 : 升屋七右衛門 , 寛政8 [1796]
144丁 ; 15.8×9.6cm
和漢古書につき記述対象資料毎に書誌レコード作成
書名は目録題による
首題: 増補日本汐路之記
見返しに「寛政改補新版 東海北海西海南海 増補日本汐路之記 : 礒嶌瀬戸クg・形駅・: 津々浦々舩着悉記」とあり
叙末に「明和七庚寅歳孟夏 高田政度編術」とあり
丁表示: 138, 144丁
蔵書印1印あり

所蔵
東京海洋大学百周年記念資料館寄託資料 (東京海洋大学附属図書館越中島分館所蔵資料)
請求記号: Aj/1051/B
資料番号: 50000008609

解説
目録の書名は「増補日本汐路之記」と表記されている。
従来写本としては日本各地方の汐路之記が存在した。それを取りまとめて訂正し編集して刊行したのが本書である。その意味で「増補」としてある。本書はその当時広く一般航海業者の実用に供せられた。
また、同時にこの種著述の標準となった。本書は、明和版の外に寛政8年版が現存している。
主要な航路として大 坂より江戸着東海廻之記、江戸より奥州南部迄東廻り之記、下之関より津軽青森迄北国廻り之記、大坂より下の関迄瀬戸内航路之記并下の関より長崎迄海上の四つとさらに附録として肥前松島より肥後川尻まで海上椛嶋より京泊まり迄薩州路並日向海上、茂木より肥後川尻迄海上の航路が記されている。
本学では明和版は東京海洋大学附属図書館越中島分館(請求記号: Ai/1052/2)に、寛政版は東京海洋大学附属図書館本館(請求記号: 558/Ta28/別置図書)、東京海洋大学附属図書館越中島分館(請求記号: Ai/1051)にある。
電子化資料は越中島分館の明和版である。

高田政度、名は政慶とも云う。通称を清兵衛・清之丞・嘉平治と称した。
屋号は堺屋、境とも称す。生没年未詳、江戸時代中期の大阪の書肆である。

参考文献
住田正一編 (1969) 海事史料叢書 復刻版 第8巻
北見俊夫 (1973) 日本海上交通史の研究 鳴鳳社