改正日本船路細見記
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書誌事項
改正日本船路細見記 / [美啓編]
大坂 : 河内屋喜兵衞 , 嘉永4 [1851]求版
106丁 ; 11.4×16.5cm
和漢古書につき記述対象資料毎に書誌レコード作成
書名は見返しによる
題簽落剥
106丁は2枚あり
所蔵
東京海洋大学百周年記念資料館寄託資料 (東京海洋大学附属図書館越中島分館所蔵資料)
請求記号: Ai/1051/B
資料番号: 50000006074
解説
「改正日本船路細見記」は船乗必携の書であって、当時の和船に備えられた所謂虎の巻とも云うべきものである。
現存の多くは天保13(1842)年版と嘉永4(1851)年版である。「改正」とあるのは、天保以前に同種のものが存在していたのを取りまとめて本書を編集したものと推定される。
何れにしても、この種の船路記は元禄頃から各種断片的に存在していたもので、本書のごときはその当時存在し、また伝来していた各種海路に関する書籍を蒐集し、その中の主要なものを抜粋編集して、「改正日本船路細見記」として刊行したもので、創作的なものではない。
嘉永4(1851)年から明治28(1895)年まで五度も増補改定され、明治になってからは書名も「新増・日本航路細見記」に改まり、万国旗が色刷りで挿絵に加えられた。
本書の内容は、巻頭を船玉御神像と跋文による清めに始まる。商都大坂に集まる諸国廻船の船着場、諸大名の船印を収める泰平諸侯御船、風雨日和の予知法などに続いて東海船路道中(大坂−江戸−青森)、北国廻り(下関−青森)、西国船路道中(京−伏見−大坂−瀬戸内海路−薩摩)、陸路による西国筋上り道中(長崎−大坂)、西宮より京までの上り道中が記載されている。そのほか月の満欠、諸国湊港の潮時、和磁石の図解とその利用法、航海・道中の心得記事などがあり、船玉大明神御霊験のあらたかを以って終わる。
参考文献
住田正一編 (1969) 海事史料叢書 復刻版 第8巻
小泉吉永解説文・現代訳文 (2004) 古地図・古文書で愉しむ江戸時代諸国海陸旅案内 (古地図ライブラリー 10)