南瓢記 5巻 / 枝芳軒著

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書誌事項
南瓢記 5巻 / 枝芳軒静之[著]
京都 : 錢屋長兵衞 , 寛政10 [1798]
1帖(2, 1, 2, 9, 22, 19, 19, 18, 5丁) ; 22.2×15.6cm
和漢古書につき記述対象資料毎に書誌レコード作成
表紙裏に「本書に木村兼葭堂の蔵書印あり、又所々はり紙にて本文を改めありけり、元著者の拓本にや、本書絶版被仰付候事第一巻の末に記しおきぬ」とあるが、はり紙なし
第1巻巻末に「大阪書籍商舊記類纂ニ云フ、寛政十一年六月大阪東御役所より南瓢記流布ノ本取集め差出候様被仰渡候事河内屋太助より本二部差出し候
ニ付翌六月廿八日に至り右ノ書は絶版被仰付候以後賣買不相成候段被仰付 石井研堂識」とあり
印記: 「漂譚樓」 (石井研堂)、 木村兼葭堂の蔵書印1印とほかに1印あり

所蔵
東京海洋大学百周年記念資料館寄託資料 (東京海洋大学越中島分館所蔵資料)
請求記号: 290.9/Sh31/B
資料番号: 2014504474

解説・漂流事情
本書は、漂流記の中でも数少ない出版された漂流記である。
寛政十年(1798)に出版されたが、寛政十二年(1800)に絶版、売買停止、在庫本の没収、流布本の回収の処置がとられている。
なお、枝芳軒は出版者の銭屋長兵衞と同一人物である。

寛政6年(1794)年に奥州の大乗丸が江戸に航行中、安房沖で漂流、安南(ベトナム)に漂着。
安南で六人が病死、広東で一人が病死、残りの九人が二隻の清国船に乗り、寛政7(1795)年11月22日と12月14日に長崎に帰った。
本書はその記録で、漂流から帰国までの経緯、安南、阿媽港、広東の地理、風俗、産物等を項目に分けて詳細に記している。
また、滞在地での住民との交流も記され、読物としても優れている。